イラストノート No.41

特集:美しい背景画の世界

アニメーションやゲームのクリエイティブの要素にはキャラクター、シナリオ、音楽、美術、背景などが考えられる。
どれをとっても重要なのだが、物語の世界観を構成するために大きな役割を担っているのが「背景」だ。
日常の自然や街並みをはじめ、ファンタジックな世界まで、描き出された背景の中で、主人公たちがいきいきと動き出す。
今回のイラストノートでは、アニメーションやゲームの背景画に着目し、最前線で活躍しているクリエーターの方々を取材することでその緻密で豊かな表現の世界を紹介する。



著者名: イラストノート編集部
発売日: 2017/1/23
判型: [ 縦 : 285mm ] [ 横 : 220mm ]
ページ数: 144
定価: 1, 800 円+税

次世代へと踏み出した 異端の背景制作会社

『ファイナルファンタジー(以下FF)』などのゲームやテレビアニメ、映画などアニメーションの背景美術を広く手掛ける草薙。この6月にはモバイルゲーム制作会社Cygamesと提携、新たなスタートを切ることとなった。「今までの仕事はもちろん、新たにできることも増えた」という制作の今とこれからを聞いた。

人の「心」が見た風景を描く

『未来少年コナン』『天空の城ラピュタ』『もののけ姫』―― 多くの人の心に深く刻まれた物語を取り巻く舞台は、山本二三らが握る筆から生まれた。磨き抜かれた技術を駆使して描かれる、圧巻の背景。山本が、そこに込める思いとは。

いつか描いてみたいと思っていた “光”を捉えた美しい背景

『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』『精霊の守り人』『東のエデン』といったSFアクションやハイファンタジーな
世界観の作品を世に送り出してきた神山健治監督。
3月に公開を控える最新作からは「新たなる挑戦」が見えた。

モニターの向こうに描かれた、 手触りのある幻想世界

いつの時代か、どこの国かも分からない。ゲームの舞台として描かれたその世界は、ただひたすらに美しく、
観る者の胸を打つ。ゲーム表現における「背景画」とはすなわち、そのゲームの「世界観」だ。
モニターの向こうにあるのは、手触りまで感じられそうなほどリアルに表現された、もう一つの別世界。
昨年末発売されたばかりの話題作の、圧倒的な表現力に迫る。

ーContentsー

● 草薙

● 山本二三

● 『ひるね姫 〜知らないワタシの物語〜』
神山健治

● 『人喰いの大鷲トリコ』
上田文人

● イラストノートNo.40 刊行記念:中村佑介トークイベント
 GUEST:後藤正文(ASIAN KUNG-FU GENERATION)

●「TIS BREAK」第35回:いとう瞳

● ギャラリー:原画・ラフスケッチ・絵コンテ・イメージボード特集

● コラム:アニメーションの背景画 歴史から未来を探る

● アニメーションが学べる全国の学校

...etc.


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