日本工学院専門学校とペンタブレットメーカーの(株)ワコムは、全国の高校生を対象に実施している「高校生イラストコンテスト2023」入賞16作品を決定いたしました。
同作品は、公式ホームページ（https://www.neec.ac.jp/contest/irakon2023/）にて公開いたします。

15回目となる本コンテストでは、「春」「夏」「秋」「冬」のいずれかをテーマに作品を募集し765点の応募がありました。審査の結果、山形県・惺山高等学校2年の中川姫芽(なかがわ ひめ)さんの作品『ヨーヨーの波』（テーマ：夏）がグランプリに選ばれました。見た瞬間に「夏」を感じされてくれる独特の作風で、水中に浮かぶカラフルな水風船（ヨーヨー）、周りを泳ぐ金魚などのモチーフを丁寧に描かれ、活気や自由さといった夏の魅力が見事に表現されています。また興味津々の様子でこちらを見ている女性の視線がその魅力を共有しているような巧みな構成も評価されました。　

準グランプリに選ばれた北海道帯広三条高等学校2年の川角晃平(かわすみ こうへい)さんの作品『あの日』（テーマ：夏）は、爽快感のある太陽の日差しと海、雲、ひまわりといった夏の風物詩がしっかりとした色使いと存在感を持って描かれ、それぞれの人の記憶の中にある夏の“あの日”を想起させるような表現が評価されました。同 埼玉県立川越西高等学校1年の高野 結(たかの ゆい)さんの作品『納涼』（テーマ：夏）は、夏の強い日差しをうまく表現しながら、 ラムネや水など様々な要素を取り入れ
“納涼”をしっかりと感じさせ、ディテールまで多くの夏の要素を描きながら一つにまとめている点などが評価されました。また学校賞には、徳島県立城南高等学校が選ばれました。

このコンテストは、若いクリエイターの発掘や作品発表の場を創出することで、イラスト制作への幅広い興味関心を高めると共に、高校の部活動への支援などを目的に、日本工学院とワコムの共催で開催されています。審査は本校クリエイターズカレッジの講師やワコム担当者らによって行われ、受賞者には、ワコムより本格仕様のイラスト制作用ペンタブレット製品などが贈られました。